起業家におすすめの本!はじめの一歩を踏み出そうを読んで | スリムキュー - slimqu

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有名企業の経営者と同じくらい、厳しい基準をもって経営してますか?

本書にはIBMが成功した理由として上記ことが書かれてありました。つまり、創業時から会社が成長した将来像を描けているかということですが、今回は起業するときにおすすめの本、マイケル・E・ガーバーの「はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術を読んで」から、冴えない会社を大きく成長さえるコツをまとめます。

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成功した理由について、IBMの創業者であるトム・ワトソンは次のように答えたといわれている。(中略)創業時から優良企業の経営者と同じくらいの厳しい基準をもって経営しようと心がける P88

こちらがマイケル・E・ガーバーの「はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術を読んで」。

目次

自分の性質を知る

3つの人格

起業した人には「起業家」「マネージャー」「職人」の3つの人格があるそうです。

職人としてすばらしい素質をもっていたとしても、それだけでは成功することはできないんだ。 お店から君がいなくなればお客もどこか他の店へ行ってしまう。君がいなくても、お客さんが満足するような仕組みをつくらなければならない P54

職人タイプになって忙しくなると、いちばん大切な戦略的な仕事、起業家的な仕事を置き去りにしてしまうそうです。

職人タイプというのは、パン屋であればパンを焼き続けるのに没頭したり、ホームページ制作業であればデザイン・プログラムに没頭し続ける経営者のことを指すみたいで、そういった人達は危ない。

社長は何でも自分でやってはいけないのです。

起業家と職人タイプの違い

起業家は「事業が成功するにはどうするべきか?」を考え、職人は「何の仕事をするべきか?」を考えている。起業家にとって会社とは顧客に価値を提供する場所、職人にとって会社とは自己満足のために好きな仕事をする場所 P91

書籍に書いてあったことを、分かりやすく表にまとめてみました。

起業家タイプ 職人タイプ
会社は顧客に価値を提供する場所 会社は好きな仕事をする場所
将来像に近づくため、現状を変化させる 現状維持を願う
全体を見渡す 細部を見る
目標から逆算して行動 現在を基準に目標を考える
商品をどのように提供するか 何を提供するか
顧客を見ている 商品を見ている
戦略を立てる 技術の勉強をする

最近「好きな仕事で生きる」とか「面白いWebサービス作る」とか、チームを組み、キュレーションメディアを作ったり、良くわからないスタートアップをする人達が多いですね。

で、そういう人達ってマーケティングもやらないらしいんですよ。当然どれくらいビジネスモデルが継続できるかも予想できない、商品開発のみに力を入れて「世界を変える」とか言うんですよ。どう思います?

フランチャイズ化

ビジネスモデルや商品の質を追求していくと「秘伝のノウハウ」が誕生します。これが、いわゆるストックビジネスの原型となるのです。

秘伝のノウハウを、どう展開するか、書籍を参考にまとめました。

パッケージ(仕組み)化する

何を売るかではなく、どう売るか

事業のパッケージ化は、収益を生み出す事業を定型化して、パッケージにするということ。 P100

本書で「マクドナルド兄弟のハンバーガーショップは、効率よくバラつきが少ない方法でハンバーガーが作られていた」と書いてありました。つまり誰でもハンバーガーを作れる仕組みが整っていたのです。で、その後フランチャイズ化。

コカ・コーラと違うところは商標ではなくて、仕組み全体を事業化したところ。このように事業をパッケージ化する仕組みを持っておくと、成功も早い。

プロダクトも大切だが、どう展開するか、広げるかはもっと大切。

業務マニュアルを作る

優秀な人を雇うとなるとお金もかかるし、優秀な人依存のビジネスになります。専門家依存ではなくシステム依存型の事業にする。つまり、能力がない人を動かす仕組み、未経験者をオーナーにする仕組みを構築できるかが鍵を握っています。

平凡な人が非凡な成果を出せるような仕組みを構築すること、それがシステムなのです。

  • 価値を提供する(客、従業員、取引先)
  • 従業員の業務はマニュアルに記載する
  • いつも安定した商品とサービス
  • ロゴや制服にルールが定められている

上記は125ページあたりに記載されてあったフランチャイズ化を成功させるルールを抜粋したものです。詳しくは書籍をご覧ください。

フランチャイズは「他の人に任せてもうまくいく」ようにつくる。優れたビジネスモデルは、マニュアル化しているかどうか、と言っても過言ではないのです。

そして、従業員を思い通りに動かし働いてもらうには「経営理念」が必要なのです。

組織図を作る

創業時たとえ一人であろうと、会社の組織図を作ることが必要だと書いてありました。理由は、例え従業員がいなくて会社にあなた一人だけであろうと、様々な業務を経験しておかないと「業務マニュアル」が作れないからです。

  • 代表取締役
  • 統括責任者
  • 経営戦略室
  • EC運営事業部
  • マーケティング事業部
  • 製造課
  • 販売課
  • ICT
  • 経理・財務
  • 海外事業部
  • 物流
  • 営業

フランチャイズのためにマニュアルを作成する前に、会社の業務を把握しておく必要があります。働く場所からマネージする、現場から自分を切り離すことが重要になります。


マンガでやさしくわかる業務マニュアル

いかがでしたか。商品とサービスをマニュアル化したら、自分がいなくても自動で稼働していくように展開する。僕達起業家の目指すところですね。

記事作成日: 2016年1月18日 / 最終更新日:2016年4月24日

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