幸せに騙すと成功する話。民衆は真実よりも嘘の幸せを求める | スリムキュー - slimqu
マキャベリの君主論によると「実際に気質を持っているより、持っているように思われよ」と書いてあります。
現代の様々な商品にこれを強引に当てはめてみると「素晴らしい商品より、素晴らしい商品だと思われよ」ということになります。もちろん購入後も永続的に「素晴らしい商品」だと思われる必要があります。
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筆者はよくカップ麺を購入するのですが、添加物・かんすい・酸化防止剤など「体に悪い」要素が沢山入っているのを承知で食べています。手軽・早い・格安・美味しいというメリットがあるからです。
お菓子だってジャンクフードだって体に悪いことを皆知っているけど、美味しいとか手軽さに「幸せ」を感じているからこそ、どんなに体に悪かろうがお金を払ってまで食べます。
化学調味料を使えばラーメン屋に行列が出来ると聞くし、何日も腐らないように薬品をふりかけているコンビニ弁当もしかり。体に悪い油と砂糖を大量に使ったお菓子は民衆に愛されますし、酒・タバコもそうです。
逆に体によい新鮮な食材を使っても、薄味で旨味がなかったら売れません。
要はどんなに体に悪いものであろうが、素晴らしい(美味しい・安い)と思われると群衆はデメリットに目をつぶってくれて、あろうことか口コミで広げてくれるんですね。
ところが、素晴らしい商品だと言ってたのに、購入してみると粗悪品だったことが判明してしまう商品に対しては群衆は許してくれません。他の客に言いふらし、噂は瞬く間に拡散されてしまいます。
日刊ゲンダイ|ゴキブリ混入「ペヤング」が生産休止に踏み切ったワケ
出典先は忘れましたが
「群衆にお金の価値がないことを気づかれたら国が崩壊する。お金に価値があるように思わせておかねばならない」と何かの本に書かれていたことがあります。
国や企業に都合の悪いことは、そっと蓋をして隠しておくこと。民衆は真実よりも嘘の幸せを求める性質があるんです。これはいつの時代もどこの国でも存在する基本原則だと思います。
騙した人を不幸にしない方法は以下のようになります。
群衆を騙すなら幸せに騙すこと
人を幸せに騙し、デメリットは永遠に気づかれるな
というのが商売の基本であり、人間の性質を掴むことなのかなと感じるこの頃です。
記事作成日: 2014年12月16日 / 最終更新日:2016年4月25日
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