ファミコンカセットやゲームボーイソフトなどの接触不良を簡単になおす方法 | スリムキュー - slimqu

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格安で買った中古のファミコンカセットの黒い汚れを綿棒で取ったのに、起動しなかった・・・ということがありましたが、ある方法を使うことで一発で起動するようになったので方法を書いておきます。

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目次

メラミンスポンジ

ゲームソフトの接触不良をなおす時に2000番のサンドペーパーを使うことがあるのですが、ひょっとしたらメラミンスポンジでもいけるのではないかと調べてみると、サンドペーパーと同等の研磨力があるとのこと。

キズついた方の鏡の状態から、メラミンスポンジは 「3000番程度」 に勝手に認定してみました。
研磨剤の粗さを検証 | できるかも図鑑

メラミンスポンジの仕組みを調べてみました。

金網と同じで穴ばかりで穴の周りは非常に細い線上になっている構造です。(角ばってはいません)つまり、汚れたものを金網の針金の部分で汚れをかきとっている感じです。
ミガキクロスや、スポンジ等に入っている研磨剤はどんな研磨剤で... - Yahoo!知恵袋

金属みたいなものだと。

酸化皮膜を調べてみると「電気伝導性に悪影響を及ぼす」皮膜とのこと。

酸化皮膜は保護膜として働く効果を期待できますが、一方で、電気伝導性能には悪影響を与えてしまいます。
酸化皮膜とスケールに関するまとめ|株式会社ケミコート

つまり、電気伝導性を妨害する酸化皮膜をメラミンスポンジで除去してあげればよいと。とうことで端子に付着した酸化皮膜を削り落とすことができるのではと思い検証してみました。

結論からいうと、端子を丹念にクリーニングしても起動しなかった接触不良のソフトが、メラミンスポンジで端子を削ることにより高確率で起動するようになりました。

例えば

  • Nintendoのロゴが文字化けするゲームボーイソフト
  • 挿す位置により起動しなくなる不安定なファミコンカセット

などです。挿す位置によって文字化けしたり起動しないソフトの端子は、酸化皮膜が付着している箇所があって、通電が邪魔されているんです。

どんなに綿棒で綺麗にしても復活剤をつけても、意外と酸化皮膜ってカビみたいに根強く残っているんですね。だから、黒い汚れを落とすだけでなく端子の金属に食い込んでいる被膜を削ってあげれば通電しやすくなり、起動しやすくなるということです。

方法としては、

  • カセットのカバーを開けて分解する
  • メラミンスポンジに無水エタノールをつけて、両面ゴシゴシ力を入れて削る

カセットを分解しないと隅々まで磨くことができません。完全に蓋を開けて磨きましょう。仕上げに、ハサミにタオルをまいて5分ほどゴシゴシ拭いてあげるとよいですね。しかし、磨きすぎると劣化する可能性もあるのでほどほどにしておきます。

接点復活スプレー

メラミンスポンジやサンドペーパーを使っても起動しない場合は、接点復活スプレーを使ってみましょう。

接点復活スプレーを塗ることで金属に通電しやすくなる油膜が張られ、金属同士の接触面積が広がり通電しやすくなります。

トンネル効果と呼ばれる現象により、この非常に薄い油膜を通して流れるようになります。このことにより電気接点は、金属表面の凸部による金属通電に加え、本液による薄膜接触通電により通電面積を広げた状況となります。そのため、電気接点の接触面積が広がったのと同じ状態となり、接触抵抗を減少させるとともに、通電状態を安定させます。
接点復活剤の特長と通電原理 【通販モノタロウ】

私は2000番のサンドペーパーで削った後に、接点復活スプレーを綿棒につけて磨いてますが、ほとんどのカセットは起動できるようになりました。

接点復活スプレーは他に

  • イヤホンのノイズ
  • スピーカーの音割れ
  • マウスのチャタリング
  • 充電器の接触不良
  • USBコネクタの接触不良
  • ゲームのコントローラー
  • PCモニターのノイズ

などにも使えます。

私がいつも使っている方法はこちら。この方法で起動できなかったカセットは今のところありません。

  1. 無水エタノールで端子の汚れを落とす
  2. 2000番のサンドペーパーで端子を軽く削る
  3. 接点復活スプレーを綿棒につけて端子をこする

是非お試しください。私はうまくいきましたが、この記事に書いてあることは自己責任でお願いします。

記事作成日: 2017年7月25日 / 最終更新日:2017年7月27日

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