ゲームボーイソフトの電池をハンダゴテを使って交換する方法 | スリムキュー - slimqu

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ゲームボーイのRPGソフトにはセーブを維持させるために電池が搭載されています。今回はゲームボーイソフトの電池交換方法を書きました。

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目次

CR1616を用意する

ゲームボーイのバッテリーバックアップに使われているCR1616を入手します。CR1616はゲームボーイやゲームボーイアドバンスに使われます。

百均などの格安電池はタブが付いてない上に寿命も短いと聞くし、はんだで接着すると確実に固定・通電できるので、タブ付きのボタン電池でそれなりの値段がするものを購入しました。

ちなみにハンダゴテを使うのは中学生以来。

CR1616電池はファミコンやスーファミカセットに使われているCR2032電池より、一回り小さいですね。ちなみにこの上の写真のタブ付きの電池は、ゲームボーイの端子に合うように作られているので、非常に簡単に電池交換ができます。

Amazonではこちらにあります。私もこれを買い実際にセーブ可能でした。

DTC-20ドライバーで開ける

ゲームボーイソフトは特殊ネジで止められているのでDTC-20ドライバーで開けます。

開けました。後で判明しましたが、最初CR1616を付けた時に、これをそのまま真似してタブが付いている方を左に付けたところセーブできませんでした。ソフトにもよりますが、この写真に写っているソフト「魔界塔士Sa・Ga」はタブが付いている方を左側に付けるとセーブできました。

はんだを吸取り旧電池を外す

まずは、電池を外すためにハンダ吸い取り線でハンダを吸取ります。

  1. はんだにハンダゴテを「溶けるまで」あてる
  2. ハンダゴテは寝かせること
  3. ハンダが溶けた時に、吸取り線で吸収する

と上手くいきます。はんだがドロっと溶けた時に吸い取るとスムーズに吸収できます。ハンダ吸い取り線の上にはんだごてを乗せたまま熱しても、中々溶けません。

全部吸取りましょう。

旧電池が外れました。

CR1616を正しく溶接する

さて、ここが肝心。CR1616の段差が付いているタブを基盤の内側に向けて、ハンダで溶接します。逆に溶接するとセーブできませんので注意してくださいね。

ソフトにもよりますが、もしセーブできない場合は逆に溶接してみてください。

接着完了。

端子の酸化皮膜を落とす

ここも肝心。ゲームボーイソフトの端子はネジを外して無水エタノールを付けた綿棒でゴシゴシ強めにこすります。これで起動しない時は、メラミンスポンジか、タオルを巻いたハサミなどで磨きます。それでも起動しない場合は、接点復活スプレーを使いましょう。

数十年前の古いソフトは酸化皮膜の付着が落ちにくいので、強めにガシガシ擦った方が起動しやすくなります。

ケースの小さな隙間はメラミンスポンジで磨きます。

カセットを抜いて再び挿し込んでみました。無事セーブできたようです。

まとめ

必要な工具をまとめます。

  • はんだ
  • ハンダ吸い取り線
  • ハンダゴテ
  • DTC-20ドライバー
  • CR1616 タブ付き
  • 無水エタノール
  • 綿棒

注意すること

  • 電池のタブ方向はソフトによって違うのでセーブできない場合は、逆につけてみること
  • セーブ確認は、ゲームボーイからソフトを抜いて30分くらい経過して確認してみる

いかがでしたか。意外と簡単にできると思うので、是非挑戦してみてください。

記事作成日: 2017年7月26日 / 最終更新日:2017年7月27日

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