ファミコンを漂白してみてわかったこと。レトロブライトの方法

ファミコンを漂白してみてわかったこと。レトロブライトの方法

ヤフオクなど中古で入手したファミコンやカセットは黄ばんでいることが多いです。今回は、そんな黄ばんだファミコンやカセットを真っ白に漂白するレトロブライトの実験を行いました。

スポンサード リンク

以前、黄ばんだファミコンを白くクリーニングする方法で漂白する方法を書きましたが、今回は実践編です。

レトロブライトとは

レトロブライトとは黄ばんだABS樹脂製品を白色に戻す化合物とのことで、過酸化水素水と紫外線があれば漂白することが可能です。

過酸化水素水は濃ければ濃いほどよい。12%ならば最もよく、6%でも良いが反応に要する時間は長い。 Retr0bright - Wikipedia

過酸化水素が含まれている漂白剤なら何でもOKです。

レトロブライト方法

過酸化水素が含まれているワイドハイターEX2袋用意。蒸発しやすいので、予備を何袋か用意しておいたほうがよいでしょう。

大きめの桶の中にカセットを固定してワイドハイターEXを投入。レシピは

  • ワイドハイターEX 880ml
  • 水 1600ml

と、漂白剤と水は1:2で割ります。業務用を何個か買っておくとよいでしょう。

プラスチックは浮いてくるので、細かい部品は竹串とガムテームで固定。

ファミコン本体は水を入れたペットボトルを重りにして抑えます。このファミコンは元から綺麗で白いので、漂白されたとしても効果が分かりにくいかも。

漂白は紫外線の量が多い「7・8月の11~13時」が効果的

紫外線が強い時間帯

気象庁| 月最大UVインデックス(観測値)の時別累年平均値グラフによると、7月(つくば)は11~13時が一番紫外線の量が多いとのこと。

紫外線が強い月

気象庁| 月最大UVインデックス(観測値)の時別累年平均値グラフによると、7月と8月の紫外線が強いそうです。ということは「7・8月の11~13時はレトロブライトに最適である」といえそうです。

「ファミコンを漂白するなら夏休み」ということですね。ということで紫外線が強い7月の11~13時、陽のあたるベランダで、ワイドハイターに3日間つけることにしました。

初代ゲームボーイ

※2017/07/28追記。漂白していない左側と、3日漂白した右側との比較を追加しました。

スーパーファミコンのカセット

さて、カセットの比較。左が漂白前、右が漂白後です。

数時間乾燥させたら、なぜかもっと漂白が進みました。

1日で漂白から出したカセットの前面と比べ、3日間漬け込んだ後面は、黄ばみが落ちるだけでなく白く変色しています。

黄ばみは取れましたが、裏面のシールがボロボロになり、凹凸が出てきました。薄っすら赤みを帯びて漂白されています。スーパーファミコンカセットのシールと樹脂は意外と耐久性が低いですね。

ニューファミコンのコントローラー

お次はニューファミコンのコントローラー。上が漂白してないもの、下が漂白したもの。

元から黄ばみが少ないので効果が分かりにくいですが、わずかに青みがかって漂白されてます。

ファミコン本体

ファミコンに使われているABS樹脂とはテレビ・文具・楽器・ノートPCなどにも使われている強度のバランスに優れているプラスチック。酸・アルカリには耐えるそうですが長時間の日光に照らされると劣化したり、経年劣化により黄ばみが発生するそうです。参考:ABSエービーエス樹脂|KDAのプラスチック加工技術

お次はファミコン本体。左が漂白前、右が漂白後。

これも元から白かったので分かりにくいですが、漂白後は真っ白になってます。「FAMILY COMPLUTER」と書いてあるアルミプレートの色は少し薄くなっているようです。漂白前に外したほうがよいでしょう。

最近買ったクラシックミニファミコンと比較すると、ほとんど色は同じ。30年前のファミコンと数ヶ月前に買ったミニファミコンとの色が変わらないって、凄いですね。

まとめ

ワイドハイターEXで漂白できることが分かりましたが、他に気づいたをリストアップしておきます。

  • スーファミカセットに貼られているシールは剥がれることがあるのでマスキングテープか外しておく
  • ファミコン本体のアルミプレートは脱色してしまうので事前に外したほうがよい
  • 紫外線が強い7月の12時前後に日が当たるようにすると短期間で漂白可能である
  • 金属部分は漬けないようにする
  • ラップや蓋をしないと蒸発してしまい、効果が半減してしまう
  • 意外と手に付着するので、ビニール手袋をしておく
  • 割る量は漂白剤と水、1:2でよい
  • 対象物に重りをつけておかないと、浮いてムラがでる
  • 全部浸からないことがあるので、ある程度底が深い容器がよい
  • 日光の代わりにブラックライトでも代用可

この3日間、夏休みの自由研究をする小学生みたいな気分で楽しむことができました。是非、皆さんも、ファミコン漂白を試してみてください。

記事作成日: 2017年7月17日 / 最終更新日:2017年7月28日

※NAVERまとめ他、あらゆるサイトへの転載を禁止しております。当サイトのオリジナル画像と文章に関する二次使用は有償です。無断使用は発見次第、発信者情報開示請求(書き込み者の特定)を行い、損害賠償請求(著作権法114条・民法709条の不法行為)、差止請求(著作権法112条)、不当利得返還請求(民法703条、704条)を行います。

スポンサード リンク