筋トレしている人が酒を飲んだらいけない理由。筋肉にどのような影響があるのか?外観を若く保ちたいのなら、まずは肝臓の機能を回復すべし

筋トレしている人が酒を飲んだらいけない理由。筋肉にどのような影響があるのか?外観を若く保ちたいのなら、まずは肝臓の機能を回復すべし

DayronV / Pixabay

数年間筋トレを行っているのですが、ハイペースでトレーニングをしている割には筋肉がつくペースが遅く、体脂肪率も減ってません。何か思い当たる節はないのだろうかと生活習慣を見返してみたら、毎日酒を飲んでいました。

これはいけないと思い、急遽酒をやめ、筋トレを再開したら数ヶ月ほどで目に見えて体つきが変化してきました。筋肉がつき、体脂肪率が下がったのです。今回は、筋トレをしている人が酒を飲んではいけない理由を書きました。酒をやめたい人必見です。

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酒は男性を女性化させ、胸を膨らませる

筋トレ後にビールで一杯という人、いるのではないでしょうか。「酒を飲んでも筋肉は順調についているから大丈夫」という気持ちになることもあるのでは。しかし、お酒の怖いところは「女性化」です。どれくらい恐ろしいかご説明しましょう。

アルコールの飲み過ぎで女性ホルモンを分解できなくなり、女性のようなおっぱいが出来てしまう女性化乳房の男性が増えているそうです。

ためしてガッテンによると、肝臓の障害や肝硬変になると肝臓の機能が落ち、女性ホルモンが分解されにくくなり、その結果男性でも女性のように胸が膨らんでしまうこともあるのだとか。

女性の場合は胸は膨らまず体毛が濃くなります。

ハードな筋トレをしても筋肉がつきにくく、筋肉がついたとしても「男なのに筋肉とおっぱいが混在した世にも奇妙な体」になってしまうのです。なんと恐ろしいことでしょう。

参考:酒と肝臓と男と女SP - NHK ガッテン!

上記の参考サイトによると、胸の膨らみが肝硬変に気づくサインとなるそうです。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるだけあって症状が出にくいので肝硬変になっていても自分では気づかないことがあります。

肝硬変はアルコールの過剰摂取やウイルス性肝炎などが原因で起こると言われてます。初期症状としては、足がつったり、手のひらの膨らんでいる部分が赤くなったりするそうです。肝硬変の症状とは―さまざまな症状と合併症について|メディカルノート

その他の自覚症状としては、食欲が無くなったり倦怠感の発生など日常生活で起こることなので気づきにくい。

脂肪が分解されなくなる

血液検査後にもらえる検査結果報告書に書かれてあるAST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTPを見れば肝臓の状態が分かります。通常、アルコールは肝臓の酵素によってアセトアルデヒドを経て水と二酸化炭素に分解されます。

アルコールを飲むと肝臓に脂肪が蓄積されます。そしてアセトアルデヒドが生成され、脂肪をエネルギーに変えるミトコンドリアを破壊します。継続的なアルコール摂取は脂肪を蓄積させます。

アミノ酸とビタミン不足になりやすい

またアセトアルデヒドを酢酸に変換する際に、膨大なビタミンやアミノ酸が消費されます。アミノ酸は筋トレのパフォーマンスを上げ筋肉の分解を防ぎ疲労を回復します。このアミノ酸が大量に消費されるのですから、筋トレと酒は最悪の相性となります。

さらに腸では善玉菌などの菌まで殺してしまうので便秘になる可能性も出てきます。

薄毛になる

亜鉛が欠乏しテストステロン値が減少したり、薄毛が加速します。アセトアルデヒドは薄毛の原因となるジヒドロテストステロンを増加させるので薄毛になりやすくなります。

顔の肉がたるみ、眉毛が抜けやすくなる

酒を飲み続けて分解される筋肉は、体だけではありません。顔の筋肉も関係します。酒を飲むと必然的に塩分摂取が多くなり顔がむくみます。利尿作用もあるので乾燥肌・ハリの無い肌になりやすく、眉毛も抜けやすくなります。

さらに筋肉も分解されるので表情筋も衰え顔全体がたるみ、ほうれい線や二重顎ができます。そうすると実年齢より老けてみえるようになってしまうのです。

顔にも30種類以上の筋肉があります。これを表情筋というのですが、この筋肉が衰えると、シワやたるみへと繋がります。さらに毛穴も目立つといいます。

アルコールが体に及ぼす悪影響まとめ

さて、この辺でアルコールが体に及ぼす影響をまとめてみましょう。

  • 頭が薄毛になる
  • 眉毛が薄くなる
  • 顔のハリがなくなり、たるむ
  • 太る
  • 男はおっぱいが膨らみ、女は体毛が濃くなる
  • 筋肉が分解される、疲れがとれなくなる
  • テストステロン値が減る
  • 精力の低下
  • 自律神経の乱れ
  • 血行不良
  • 意欲の喪失

外観を美しく保ちたい人や筋トレを行っている人にとって酒は最悪です。

40過ぎたおじさんで腹と胸が膨らんでいる人、体毛が濃くなったおばさんは「酒をやめろ」という肝臓からのサインを無視してはいけません。外観を若く保ちたいのなら、まずは肝臓の機能を回復せよ!ということです。肝臓の機能を取り戻すには「禁酒」などが必要なのです。

肝臓機能の障害を知る目安

飲酒を継続することにより肝臓機能が破壊されると以下の数値に異常がでます。このあたりの数値が正常でない人は、アルコールを飲むのを控えましょう。

AST(エーエスティー)
基準値は13~33です。それ以上は肝細胞に障害が発生している可能性があります。肝臓の細胞内にある酵素です。肝臓が炎症を起こすと、壊れた肝細胞から、これらの酵素が血液中に漏れます。心筋梗塞になった場合も上昇します。

ALT(エーエルティー)
基準値は6~30です。急性肝炎や慢性肝炎が悪化した時に上がります。

γ-GTP(γグルタミルトランスペプチダーゼ)
基準値は10~47です。肝臓の解毒作用に関係している酵素です。

また酒だけでなく、向精神薬やステロイドの服用でもγ-GTPの値が上昇することもあります。

酒だけでなく、糖質も普通にとっている人は、もっと危険です。過度なカロリー摂取や糖質は男性ホルモンであるテストステロン値を下げます。

対処法

では今まで酒を毎日のように飲んでいた人に希望はないのでしょうか。

いえ、そんなことはありません!

女性化を防ぐために、行うべきことをリストアップしました。以下のことを実行すればテストステロンが増加し、男らしい体と性格になるでしょう。

  • すぐさま禁酒・禁煙をする
  • 糖質を制限する
  • 高負荷筋トレをする
  • 早寝早起き、睡眠をしっかりとる
  • 亜鉛・ビタミンC/D/Eを摂取する
  • ブロッコリーと卵を食べる
  • グレープフルーツは摂取しない
  • 玉ねぎ・ネギ類を生のまま食べる
  • 牛肉を食べる
  • コーヒーを一杯飲む

コーヒーはアルコール性肝硬変の発症を抑制する効果があります。お酒の代わりにコーヒーを飲みましょう。ちなみに私はテストステロン値を極限まで高めるために、皮を向いた玉ねぎをレンジでチンして、そのまま、かじってます。

テストステロンの分泌量が減る

まずはこちらを読んでください。

アルコールやタバコはテストステロンの生成量を減少させます。一日のアルコール摂取によって0~20%程度(飲酒量に依存)のテストステロン生成量低下が起こり、慢性的なアルコール中毒者の場合、50%以上テストステロンの生成を低下させてしまいます。(中略)タバコはコルチゾールの生成を増加させることから、テストステロンの生成量を減少させます。 テストステロンを増やす24の方法

酒とタバコはコルチゾールを増加させるので、テストステロン生成量が減少してしまうとのこと。コルチゾールが高くなると免疫力・筋力・記憶力・脳機能・寿命などが低下します。

筋肉を分解するので筋トレの効果が出にくくなります。さらに糖尿病や動脈硬化の原因となります。何一つよいことはありません。

一方テストステロンとは、男らしい体や性格をつくる男性ホルモンです。髭や骨格・筋肉・肥満抑制・やる気・判断力など様々な効果を持っています。

筋肉形成に関係しているので、筋肉をつけたい人は絶対にテストステロンが多いほうがよいのです。つまり本気で筋肉をつけたいなら、タバコと酒を今すぐ止めるべきなのです。

筋トレするとテストステロンが生成されますが、酒を飲むことで生成量が減っては筋トレの意味がありませんよね。酒を毎日飲んでいると、集中力・判断力が低下し、やる気がなくなり、筋肉もつかず、前掲したように男なのに女性のような感じになってしまう可能性もあるわけです。

筋肉の修復が上手に行われず、脂肪が増える

ボクサーは減量中にお酒を飲みません。闘争心を高め、体重を落とす必要があるからです。

筋トレをすると筋肉を回復させるために内蔵に負担がかかります。アルコールを分解するときにも内蔵に負担がかかります。つまり筋トレ後に酒を飲むと筋肉の超回復に悪影響を及ぼします。

アルコールは毒素になります。アルコールを摂取すると、アセトアルデヒドに分解されますが、アセトアルデヒドは毒性が強く、発がん性がある有害物質です。

酒を飲むと肝臓はアルコールを分解する作業を最優先し、筋トレによって傷ついた筋肉の修復は上手に行われません。悪いことに分解された物質により脂肪が増加します。さらに慢性的に肝障害を引き起こします。

筋肉はタンパク質から作られます。アルコールの分解にはタンパク質が必要です。酒はタンパク質の合成にもよくありません。

こういったことをふまえ「ハイボールなどの蒸留酒なら糖質が少ないので太らない、ダイエットに向いている」といった情報は誤っているというのがお分かりになるかと思います。糖質云々ではなくて、アルコールが肝臓に及ぼす作用の問題なのです。

筋トレ中の禁酒方法

ここまで読まれたのなら、酒をやめたいと思った人もいるかもしれません。

アルコールは薬物と同じように依存性が高く切望感や禁断症状はヘロイン並だといいます。なかなか自分で辞めるのは難しいですが、酒の代用品を飲むことで禁酒することができます。以下は私オリジナルの方法です。

筆者の経験によると酒を飲みたくなる時は

  • 夕飯時
  • 味の濃いおかず(調味料が多い)
  • 喉が乾いたとき
  • 乾き物(水分が少ないおかず)
  • 炭酸を摂取したいとき
  • 酒のリスクを甘くみているとき
  • 飲み会のとき

といった状況が多いわけです。それを逆手にとって以下を準備します。

  • 夕飯時に炭酸水を飲む
  • 夕飯前に水分を摂取しておく
  • スープやご飯を先に食べる
  • 味付けを薄くする
  • どうしても酒を飲みたくなったら、酢と炭酸水を混ぜたものを飲む

酒を飲みたい時って意外と「水分を摂取したいとき」や「炭酸のような爽快感を得たい」ときなのではないだろうかという持論をもとに、水分と炭酸水を酒の代替品として摂るようにしました。

禁酒水のつくりかた

勝手に禁酒水と命名しましたが、この飲み物は禁酒に効果があります。筋トレをしている人におすすめです。

冷凍庫にグラスを凍らせておきます(これがポイント)。キンキンに凍ったグラスに氷を詰め込みます。蕎麦屋で出されるビールグラスのように凍らせます。レモン汁とシロップを垂らし、炭酸水(ペリエ)を注ぎます。この時炭酸が抜けないように低い位置からペリエを注ぎ込んでください。

炭酸とレモンと冷たさの刺激が、ドーパミンを発生させるので、酒を飲んだときのような爽快感があります。要は脳に刺激を与えてあげればよいので、レモンの代わりに酢でもOK。

これらを実践してから、全く酒を飲まなくても大丈夫になりました。皆さんもこのリストを活用してみてください。そして、酒を飲みたくなったら、この記事を読み返してください。人間はメリットを得るよりデメリットを避ける性質を持っています。この記事には「酒のデメリット」が沢山書かれてます。

まとめ

いかがでしたか?アルコールがどれだけ、筋肉を崩壊させ、醜い外観にしてしまうかお分かりいただけたと思います。

もし、あなたが男性で「男らしい体つきにしたい」と考え、筋トレをしているのなら絶対にアルコールをやめるべきです。

「適量ならOK?たまにはよいのでは?」と思いましたか?
「筋トレをしない日はよいのでは?」と思いましたか?

人間は一度ルールを破ると堰を切ったように堕落してしまいます。禁煙と同じで「ちょっとだけ」がダークサイドへつながります。一部の人間を除いて、意思が弱いのが人間なのです。意思が弱い人間こそ中途半端にやらず徹底してやるべきです。

記事作成日: 2016年11月21日 / 最終更新日:2016年12月1日

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