スタートアップや起業に役立つ方法、ゼロ・ツゥ・ワンを読んで

スタートアップや起業に役立つ方法、ゼロ・ツゥ・ワンを読んで

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米国で一番スタートアップの割合が多い場所は?と聞くと未だにシリコンバレーを想像する人は多いと思います。

著者のピーター・ティールはシリコンバレーで絶大な影響力を持つ投資家で、1998年にPayPalを共同創業したCEO。ピーターの著書「ゼロ・ツゥ・ワン」は、新しいものを創造する起業をどう立ち上げるかについて書かれた本。今回はスタートアップを考えている人向けの記事です。

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「起業」と「ベンチャー」と「スタートアップ」の違い

起業は既にしているのですが、新たな製品を生み出し成功させるべく考え方を学びたくて購入。

シリコンバレーでのスタートアップ企業の新鮮な話、成功させるための要因などが数時間で学べたのは大きい。

筆者は「起業」と「ベンチャー」と「スタートアップ」の違いがよく分かりませんでした。

本書によるとスタートアップとは「テクノロジーによるイノベーションによって、新しいビジネスモデルを作り、ベンチャーキャピタルからの資金を調達し急成長を目指すこと。」だと書いてありました。要は投資を受けて短期間で一攫千金を目指す集団ですね。

ベンチャー企業とは「ここ最近できた小さな会社」つまりベンチャー=スタートアップではありません。

起業は一人でもできますが、スタートアップはチームで仕事をやり遂げるのが原則です。「世界を変えるから俺についてきてくれ」と説得できれば資金も人も集めて開発できるわけです。

君の使命に説得力があれば必要な人材を惹きつけられる。ほかの会社ができない大切なことを、君の会社がなぜできるのかを説明しなければならない P164 ZERO to ONE より

ともあれ、ビジネスをゼロから考え短期間で展開するのは難しいです。そもそも確実に成功するという保証などないので「博打」です。加えてb to cになると不可能に近いです。それでも「世界を変えたい」という信念によって突き進んでいくわけです。

起業家および小企業のオーナーの平均年齢はずっと高く、しかも上昇している。現在、経済活動と雇用創出のエンジンである小企業の32%を、45~54歳の人たちが所有しているという。日本経済新聞

日本経済新聞によると「小企業の32%を45~54歳の人たちが所有している」とのこと。こういった話を聞くと、起業に年齢は関係ないと思います。スタートアップは若年層だけの特権ではないのです。

強みを尖らせると成功は早い

バラバラの数百万ユーザーの関心を求めて争うよりも、僕達のプロダクトを本当に必要とする数千人に訴求する方がずっと簡単だった P82 ZERO to ONE より

どんな仕事を受けていたが、結局強みを尖らせた方が早く成功した」とメンターに言われたことがあります。

起業後は仕事も収益もないので、どんな仕事でも受けがちになってしまいます。それはそれで色々なノウハウを吸収できたり、仕事の幅が増えるのでよいのですが、結局何でも屋さんになると他社と比べて、仕事の質も悪くなるのもあり、依頼が減ってしまうんですね。

それは当然の話で、取引先は「何でも屋」ではなく「○○の△△が最も得意な会社」を探していることが多いし、ニッチなほどライバルも減るので仕事を取りやすいのです。何より覚えられやすいですよね。

例えば、ホームページ制作の会社を例にとると

  • ダメな例:格安のホームページ制作
  • ダメな例:福岡県のホームページ制作
  • 良い例:通販サイトであるEC-CUBEプラグインのカスタマイズが得意

といったように、ターゲットを絞り、強みが明確で具体的な方がグッとライバルが減るので独り占めしやすいのです。こんな簡単なことですら、僕は起業当初分かりませんでした。

以前、ランチェスター経営とは何か勉強してみた。小さな会社 儲けのルールを読んでの中で「意図的に1位を作ったほうが早く目的を達成できる」ということが書かれてありましたが、大きな市場は競合が多く、成功する可能性は限りなくゼロに近いのです。


小さな会社・儲けのルール―ランチェスター経営7つの成功戦略

ザッカーバーグは同級生を対象とするビジネスからスタートしました。もし最初から世界に向けてアイデアを練っていたら、Facebookは誕生していたでしょうか?

経営を安定させるには、特定の分野や特定の人達の中で1位になって、占有率を高める必要があります。そのためには、ニッチな隙間産業を見つけたり、既にあるジャンルを新たにリノベーションしたり、アプローチを変えるなど攻め方を変えるのが起業で成功する第一歩だといえます。

プロプライエタリ(非公開技術)をつくる

どんなに素晴らしく市場で1位になったとしても、模倣されて運悪く競争状態になると共倒れのようになることもあります。そういった状態を防ぐ方法としてプロプライエタリがあります。

プロプライエタリとは開発者・開発企業などが製品やシステムの仕様や規格、構造、技術を独占的に保持し、情報を公開していないこと。その情報独占者でなければ、開発・修正・改編・管理ができない状態となる。プロプライエタリ(ぷろぷらいえたり)ITmedia

本書によるとグーグル検索エンジンのアルゴリズムはプロプライエタリ・テクノロジーを持っているので模倣されることがないとのこと。非公開の独自技術は「独占」を作り出すことができるのです。

テンプレート販売を例にとると

  • ダメな例:WordPressテーマ販売(ソースを全て見れるので簡単に真似される)
  • 良い例:オンライン上で特殊なホームページを作成できるツール(ソースは見れないので真似されない)

ダウンロードよりもオンラインの方が真似されにくい。

新たな技術はシェアを独占できる

多くの人達が悩んでいることを解決するために新たなものを開発するのが一番独占できます。絶対に儲かる独占的な技術の例だと

  • ハゲの特効薬
  • 睡眠をストックできる装置
  • ほうれい線を一発で消す塗り薬
  • 強制的にやる気をあげる周波数
  • 周囲の人達の怒りや恐れを消す香水
  • 家庭で気楽に使える骨格を変化させる装置
  • 他人の記憶をバーチャル体験できる装置
  • 他人の能力を脳にダウンロードできるサービス

などです。これらを売れば確実にシェアを独占できるでしょう。

既存のソリューションを解決する

新たなものを生み出すことが無理であれば、既存のソリューションを解決する方法があります。

ペイパルは小切手を送れば10日かかるところを、オークション終了後直ちに支払いができるようにした。アマゾンは他の書店よりも10倍の書籍を揃えた。タブレットが売れなかった頃アップルがデザイン性の高いiPadを世にだした。 P76 ZERO to ONE より

競合のウィークポイントを見つけ、改善して世に出す方法も有効ですね。

記事作成日: 2016年1月13日 / 最終更新日:2016年4月24日

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