アトピー性皮膚炎の原因と治療

アトピー性皮膚炎の原因と治療

cherylholt / Pixabay

アトピーは多因子性の病気とも言われています。

アトピー性皮膚炎は人ぞれぞれ、要因となるもの・症状・患部の位置・度合いが違います。また、同じ人でも、その日の気温や湿度、精神状態や体調などによって肌状態は変化していくものです。

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そのため、アトピー症状を引き起こしている原因が何なのかを突き止めるのが困難なのです。原因が定まらないので、当然治療法も確立しません。常に変化し続けるアトピーを治療するためには、個人個人のその日の肌状態を確認しながら変えていかなければならないからです。

これでは自分に合った治療法を見つけるのも大変ですね。そのため、アトピーは完治が難しいと言われているのです。

しかし、要因となり得るものが何なのか、自分は何に接触したときに症状が悪化しやすいのか、と言うことを知っておき、原因物質と考えられるものを避けるようにするだけでも、悪化を防ぐことに繋がります。

そこで、一般的に言われているアトピー性皮膚炎の原因となり得るものと、その治療法についてお話していきます。

アトピー性皮膚炎の原因

・シャンプー、リンス、石鹸、洗剤、化粧品
・汗
・不衛生
・寝不足、疲労、不規則な生活
・ストレス
・アレルギー(ダニ、ハウスダスト、花粉、動物の毛、食べ物など)
・食事に含まれる添加物、農薬
・排気ガスなどの大気汚染
・水の中にある塩素
・体質
・遺伝など

これらのうち、ひとつの要因だけに反応して症状を引き起こす場合もあれば、要因がいくつか重なることで発症する場合など、これもまた人それぞれです。

アトピー治療~薬の副作用~

アトピー治療として一般的なのは、保湿した後にステロイドを使用する、という流れでしょう。実際私も子ども達にその流れで毎日薬を塗り続けています。しかし世の中には、「ステロイドは怖い」「薬の副作用」と題して、アトピー治療にステロイド薬を使用することを止めさせようとする動きもあります。

勿論副作用は怖いです。出来ることなら薬は使わずにいたいものです。薬を使用しても、現状の「かゆみ」を打破するだけで、根本治療にはならないでしょう。

けれど、私は「薬は必要」と感じています。かゆみと闘っている人にとって薬と言うのは、その瞬間だけでも落ち着かせてくれる、大切な味方です。

ですから、薬を使用してかゆみを抑えながら、薬だけに頼り続けるのではなく、食事面などから強い身体作りを目指し、改善に向かっていけたらいいのではないかと思うのです。

また、薬の中には、副作用の少ないものもあります。そこで、私がこれまで使用してきた薬、それによる症状の変化についてお話しますね。

アトピー治療~薬の種類~

アルメタ

アトピーと知らず、なかなか治まらない湿疹や炎症を皮膚科で診てもらった時に初めて処方されたのが、この薬です。これはステロイドの中でも比較的弱い部類に入り、短期間の使用であれば副作用の心配もありません。

しかし、アトピーは短期間ですぐに改善されるものではないため、長期的に使用せざるを得なくなってしまうのです。

使い始めて最初は驚くほど改善して、気持ちがいいほどでした。その為、赤みが出たらすぐに塗り、解消させてしまっていたのです。けれど、そのうち効果が得られなくなってきました。そして使う量がどんどん増え、結局治らない上に、毛深くなるという状態を招いてしまいました。

毛深くなるというのは、ステロイドの影響かどうかはわかりませんが、うちの子ども達は周りの子に比べると、背中の毛がフサフサと多いのです。

紫雲膏

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アルメタの使用に疑問を感じ、漢方薬を使用している小児科で診てもらったところ、紫雲膏という薬を処方されました。漢方なので副作用もなく、安心して使える薬です。しかし、安心な薬ほど、効果は弱いものです。当然、うちの子に塗っても特別改善はされませんでした。

臭いも強く、赤い薬のため、塗ると肌が赤くなってしまいます。お風呂で簡単に洗い流せますが、外出時に使用するとあちこち赤くなるので不便でした。またその薬が服やシーツにつくと洗濯しても取れづらく、黒ずんでしまうのです。ちょっとした小さな湿疹程度なら効果はあり、肌の潤いも長続きするのでいいのかもしれませんが、使いやすさの部分で考えるとあまりお勧めできません。

紫雲膏+アルメタ、紫雲膏+エキザルベ

紫雲膏だけでは改善されないということを相談したところ、紫雲膏にアルメタやエキザルべを少量混ぜ込んだ薬を処方してもらいました。ステロイドは少ししか入っていないので、安心とのことでしたが、やはりステロイドです。使用を続ければ毛深さを増していきました。

また、主となる成分は紫雲膏のため、あちこちが赤くなります。布団や枕、ソファーにも赤みがついてその対処に頭を悩まされました。

しかし、症状は1度落ち着いたのです。ひどい赤みが消え、この薬をつけるとかゆみも治まるようでした。日によって変化はありましたが、副作用が少なく、肌状態を良くする薬としては良かったと思います。ただ、そこの漢方医は、肌本来の潤う力を引きだすために、保湿を止めるようにと言っていました。悩んだ末、保湿を止めたところ、手が付けられないほど肌状態が悪化し、別の皮膚科を受診することとなったのです。それ以来漢方薬は使用していません。

保湿しながら漢方薬を使用していたらどうなっていただろうと、たまに考えてしまいますが。

プロトピック

Atopy

今、定期的に皮膚科でもらっている薬です。
これは、副作用が全くないアトピー治療薬と言われています。しかし、まだ歴史が浅いため、本当に副作用がないのかどうかは分からない部分が多いのです。

使用するまでしばらく悩みました。ネットでは、発がん性物質が含まれているとも言われていたからです。しかし、実際に長期にわたって使用していたという知り合いから話を聞き、その子の症状が改善していた為、使用を開始してみました。

これは、アルメタと同じで半透明の軟膏です。1度に使用できる量も限られているので、全身に赤みがある息子には1度の使用量が足りなくも感じましたが、実際塗ってみると、赤み、肌の黒ずみが改善されていきます。

しかし、小児用と成人用があり、小児用は比較的刺激もなく穏やかな薬ですが、成人用は炎症が起きている部分に使用するとヒリヒリ感が強くなり、痛みを感じる場合もあるようです。

こちらの薬の使用も、医師としっかり相談し、信頼できると感じられた方に処方してもらうといいでしょう。いい薬だとは思うのですが、未知の部分が多いという点で、不安は拭えません。

アトピー治療~アレルゲン除去~

アトピー症状がある場合は、1度血液検査をして、アレルギーの有無、アレルゲンについて確認しておくことが大切です。

ただ、アレルギーのある物質が何なのか知っても、全てのアレルゲンに敏感になりすぎてはいけません。数値が高すぎるものはもちろん重傷を引き起こす可能性もあるので、十分に注意が必要ですが、数値がそれほど高くなければその日の症状を見ながら触れたり食べたりして体に慣れさせていくことも大切なのです。

私の娘の場合は、犬のアレルギーが測定不能となるほどまでに突き抜ける数値となっていました。そのため、触れるのはもちろんのこと、近づいたり、犬が実際にそこにいなくても、犬がいた部屋に入るだけで目がかゆくなったり、肌の赤みが強くなったり、という症状が出ていました。

しかし、本人に「どうしても犬を触りたい」という気持ちがあったため、体調を見ながらペットショップに行ったり、散歩している犬を眺めたり、と言うことをしていたのです。

そのうちに、症状が軽くなっていきました。今でももちろんアレルギーはあるのですが、触れた後必ず手を洗うということを徹底することで、犬に触れることが可能になりました。

そこから「避けること」ばかりが治療ではないということを知ったのです。もし、私が「絶対にダメ」と言って、常に犬から遠ざけることをしていたら、そのことがストレスとなり、症状を悪化させていたかもしれません。

一番大切なのは、本人の意思、なのかもしれませんね。極力ストレスを感じさせないこと、アトピーに敏感になりすぎないこと、否定しないことが、何よりもの特効薬なのかもしれません。

記事作成日: 2015年7月3日 / 最終更新日:2016年4月24日

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