アトピーのかゆみ対策はこれで決まり!

アトピーのかゆみ対策はこれで決まり!

jarmoluk / Pixabay

アトピーの症状で一番辛いのが「激しいかゆみ」ですね。一体、いつになったら改善されるのか・・・なんとか痒みを軽減する方法はないものだろうか。

これは、経験した人にしか分からない、とてつもなく強いものなのです。我慢できないかゆみに悩まされ、掻きむしることで肌を傷つけてしまいます。肌が傷つけば、外部からの刺激を受けやすくなり、症状はどんどん悪化してしまうでしょう。これでは、辛いアトピーはいつまでも改善されません。

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そこで、「掻いてはならない」という制限をしなければならなくなるのですが、強いかゆみをただ我慢するというのは難しいですよね。今回は、アトピーのかゆみ対策について考えてみましょう。

かゆみの原因

こんなにかゆいのなら、「かゆい」という感覚がなければいいのではないか?と考えたことはありませんか?しかし、このかゆみは人が生きていくうえで、必要な感覚なのです。

喉に異物が付着すると咳が出ますね。鼻の場合はくしゃみとなります。体内へ異物が入り込み病気になってしまうことを防ぐための大切な反応ですね。これと同じ原理で、皮膚にも、喉や鼻のように異物を払いのけようとする反応があります。それが「かゆみ」なのです。

アトピーの場合は、この反応が通常よりも過剰になってしまうため、必要以上のかゆみが発生してしまうのです。

しかし、アトピーだからと言って、いつも同じだけのかゆみが続くわけではありません。

アトピーのかゆみの中にも段階や種類が存在します。我慢出来る程度のかゆみ、出血するまで掻き毟っても止まらないかゆみ、その日の体調や気温などによっても変化していくかゆみ。

これらのかゆみを落ち着かせるには、どのような場合にどのくらいのかゆみが増すのかということを理解し、それぞれの場合についての対策をしていくことが大切です。

かゆみが増す場合

①体が温まった時

お風呂に入り体がポカポカしている時、運動して汗をかいた時、気温が高く暑さを感じる時、眠くなった時など、体が温まっている時にかゆみが増す傾向にあります。これは、体内が温められ血液の流れが良くなる事で起こるのです。マッサージをした後に血行が良くなり、かゆみを感じることがありますね。それと同じです。

また運動した場合は、汗の刺激も加わります。汗にはかゆみを発生させたり、炎症を引き起こす物質が含まれています。

そして、よくあるのが寝る前、布団に入ってからのかゆみ。寝付く前は体温が上昇し血流が良くなります。そしてまどろみの中で緊張が緩み、他に集中するべきこともないために、かゆみだけに敏感になってしまうのです。

②皮膚が乾燥した時

季節の変わり目、秋冬など、空気が乾燥しやすい時期、肌も当然水分量が減り乾燥しやすくなってしまいます。石鹸で洗い皮脂を落としすぎても乾燥を招きます。乾燥して、皮膚がカサついていると、角質層に隙間ができてしまい、そこから有害な物質が入り込んでかゆみが発生してしまいます。

③ストレスを感じた時

精神面が不安定な時、痒みが強くなります。仕事や学校、日常生活で何かしらのストレスを感じた時に猛烈に掻き毟りたくなることはありませんか?「イライラ」はアトピーにとって大敵です。

けれど、かゆい状態の肌を「掻いてはならない」と我慢することもまたストレスとなるのです。イライラしかゆみが増すけれど、掻くのを我慢しなければならない事から発生するストレスが、さらにかゆみを増大させるという悪循環を招いてしまうのです。

④脳が「かゆみ」を察知した時

自分にかゆみに繋がるようなことが起こらなくても、近くにいる人が掻いていると、それを見るだけでかゆみが発生することもあります。「かゆいかも」「かゆくなったらどうしよう」などと考えるだけでかゆくなることもあるでしょう。

かゆみと言うのは実際に皮膚に何かが起こって発生する以外にも、このように脳や視覚、心からの刺激でも起こるのです。

症状別かゆみ対策

①体が温まった時

まずは体の熱を冷まし、清潔にすることが大切です。上着を脱いだり、着替えたり、涼しい場所に移動する、風を送るなどして、暑さを凌ぎ、同時にかいた汗をきれいにふき取りましょう。シャワーを浴びることが望ましいのですが、難しい場合はタオルやシートなどで優しくふき取るだけでもかゆみを抑えることが出来ます。

寝る前のかゆみには、アイスノンをガーゼで包み、かゆい部分に当ててあげると落ち着きます。冷やしたタオルで、優しく叩くようにしてあげてもいいでしょう。「かゆい」という感覚を「冷たい」に変換してあげるのです。

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②皮膚が乾燥した時

皮膚の乾燥を防ぐために保湿剤を使用しましょう。これは「アトピー乾燥対策」でお話したように、化粧水と保湿クリームを使用し、出来れば乾燥に気づく前にこまめに保湿してあげることが大切です。

③ストレスを感じた時

ストレスを解消することが大切なのですが、ストレスと言うのは自分でも気づかないうちに蓄積してしまっているものです。解消したくても、上手く行かない場合もありますね。かゆいからこそ感じるストレスならなおさらです。

何か一つでもいいので、楽しいと感じる趣味を持つことをお勧めします。子供であれば、好きなアニメに集中しているときなどはかゆみを忘れているものです。このように大人でも、何かに没頭していると自然とそちらに意識が向くためかゆみが落ち着きます。

仕事に没頭するのもいいのですが、仕事でストレスを溜めては意味がありません。出来れば楽しいと感じることに集中し、辛いかゆみを楽しく忘れたいものですね。

また、スポーツはストレス解消に役立ちます。激しい運動が苦手な場合は、精神面を落ち着かせるヨガなどもいいでしょう。ゆったりした動きとストレッチが心身共にリラックスさせてくれます。運動による汗がアトピー症状を悪化させる要因となる可能性もあるので、運動後は着替えやふき取り、シャワーなど、汗の処理をきちんと行いましょう。

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④脳が「かゆみ」を察知した時  

1度頭でかゆいと考えてしまうと、そこから意識をそらすのは難しいものです。小さな子供なら、「あれは何かな?」と別のところに意識を向けてあげることで案外治まるものですが、大人の場合はそう簡単にはいきませんね。

こんな時は深呼吸が効果的です。鼻からゆっくり吸い込み、お腹の奥からしっかり吐きだす呼吸法には心を落ち着かせる作用があります。呼吸に集中することでかゆいという意識を別のところへ移すことも出来るかもしれません。

また、時には「掻いてもいい」と心を解放させてあげることも大切です。かゆみを我慢し続けるのは本当に辛いものです。掻くことが悪いことだと思ってしまうと、掻いている間も罪悪感を覚えるでしょう。そして、掻き毟って後悔してしまう・・・。

その感情がまた、ストレスとなってしまいます。

時には「掻いてもいい」と気持ちを楽にさせることでストレスが減り、「人が掻いている姿」にそれほど敏感にならずにいられるかもしれません。

お子さんの場合は特に人の感情に敏感なので、周りにいる大人が、掻くことを責めるような言い方をしないよう気を付けましょう。

記事作成日: 2015年5月29日 / 最終更新日:2016年4月24日

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