不妊治療を始める!病院の選び方から具体的な治療法 | スリムキュー - slimqu

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不妊検査、または不妊治療を始めようと決めた時、まず大切なのは病院選び。

病院に行こう、と心を決めても、いざ行くとなるとどの病院に行くべきなのか迷ってしまいます。

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また、不妊検査や不妊治療と言っても、実際には病院でどんなことが行われるのか不安もあると思います。知り合いに経験者がいたとしても、なかなか質問しづらい内容でもありますよね。

そこで今回は、実体験を基に、病院の選び方から実際の不妊治療の方法について書いていきたいと思います。

目次

不妊で病院に。病院の選び方

不妊治療2

不妊で病院に行く場合、大きく分けて2つの選択肢があります。

  • 産婦人科のある病院に行く
  • 不妊治療専門の病院に行く

上記の2つです。

いきなり不妊専門の病院に行くのは敷居が高いと感じるかもしれません。産婦人科のある病院に行く場合には、不妊治療もしっかりと行っている病院を選ぶようにしましょう。

病院のHPをみて、不妊治療について詳しく書かれていれば、一定以上の知識を持った医師が診察してくれる可能性が高いです。

近所の産婦人科や婦人科に行って、無意味な治療を続けて時間とお金を無駄にしてしまったというのはよくある話です。

不妊治療専門の病院に行く場合は、最初は勇気が要るかもしれませんが、メリットもたくさんあります。

一番のメリットとしては、不妊専門なので専門的な不妊治療を受けることができるということ。また、産婦人科のように、妊婦さんや小さい赤ちゃんを目にすることがないので、ストレスを受けにくい!結構、これは重要なことでもあるんです。

と言いつつ、私は不妊治療も積極的に行っている産婦人科の病院に通っています。

産婦人科で受けた不妊検査で無排卵がわかった時のこと。待合室に戻ると、出産を終えて退院手続きをするご夫婦が7組もいました。

新生児を抱っこし、幸せそうな笑顔…。私はとても惨めな気分になりました。会計が終わるまで必死に我慢し、駐車場に行った瞬間号泣して泣きながら運転をして帰りました。

不妊専門の病院に行くと、二人目不妊の方がお子さんを連れて来ていることはあっても、大きなお腹の妊婦さんに会うことや、1歳未満の赤ちゃんに会うことはまずないはずです。

産婦人科に行くのか、不妊治療専門の病院に行くのか。自宅近く、または通える範囲内に対象となる病院があるかないかでも変わってくると思います。

都会に住んでいて複数の病院の候補がある場合には、口コミサイトなどを利用して病院を選んでいる人が多いようです。上記の体験談のようなことも頭の片隅におきながら、ネットも活用して病院を選んでいただけると良いと思います。

不妊検査とは?

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不妊検査は、生理周期に合わせて行う必要があるので、最低でも1ヶ月はかかります。

◆不妊検査の内容

  • 基礎体温の測定
  • 超音波検査
  • ホルモン検査
  • クラミジア感染症検査
  • 子宮卵管造影検査
  • フーナーテスト
  • 頸管粘液検査

病院によって多少の違いがあるかもしれませんが、以上が一般的な検査です。

私も一通り受けました。無排卵、卵管周囲の癒着、子宮に精子が届いていないという問題が見つかり、とりあえず排卵誘発剤を飲むことになりました。

また、男性必須の検査である、精液検査もあります。男性は基本的に精液検査だけです。

ちなみに、精液検査も引っ掛かってしまい、夫婦共に不妊症であることが判明しました。

子宮に精子が届いていないのも、精子の問題でした。

タイミング療法

不妊治療3

一通りの検査を受けて、人工授精や体外受精にステップアップする必要がなければ、タイミング療法が始まります。

排卵日の少し前に病院に行って排卵日を予測してもらい、いつタイミングを取るとよいかを指導してもらいます。

これが、タイミング指導とも呼ばれる、タイミング療法です。

我が家の場合は、男性不妊が見つかったので、すぐに人工受精を勧められましたが、自然に任せたいという主人の意向で2回だけタイミング療法を試しました。

人工授精

タイミング療法を6ヶ月程度続けても妊娠しない場合には、人工授精が勧められます。

男性は自宅か病院で精液を採取します。自宅で採取した場合は、妻が病院に持参しても大丈夫です。

病院で精液を精製してもらい、直接女性の子宮内に注入してもらいます。

我が家は人工受精を2度試しましたが、1度目は精子の状態が悪すぎてキャンセルしました。

2度目は人工受精を実施できましたが、残念ながら陰性でした。

体外受精

人工授精も6回までを目安に行う病院が多いようです。

また、両側の卵管が閉塞している場合や、強度の抗精子抗体を持っている場合には、タイミングや人工授精がでは妊娠が不可能なので、体外受精が適用となります。

我が家の場合は、主人の精子の状態にバラツキがあるので、人工授精の1度目がキャンセルになった段階で体外受精を勧められました。

体外受精は、卵子を体外に取り出し、精子を振り掛けて受精させます。その受精卵を培養液で培養した後、子宮に戻します。

複数の受精卵(胚)が培養できた時は、凍結しておくことも可能です。

体外受精の1度目は陰性、現在、凍結した胚を移植し、2度目の結果待ちです。

顕微授精

体外受精で受精障害が見つかった場合や、極端に精子の数や運動率が悪い場合には、顕微授精が行われます。

我が家も、当日の精液検査の結果次第で顕微授精になる可能性もあると言われていました。

顕微授精も、体外受精同様、卵子を体外に取り出します。そして、1つの卵子に対して1つの精子を注入し、受精させます。受精卵ができた後は、体外受精と同じ工程です。

体外受精も顕微授精も、体にかかる負担は変わりません。しかし、採卵はとても体に負担がかかります。私は採卵の時、人生で初めて全身麻酔を経験しました。

そして、麻酔が切れた途端、激しい痛みで回復室のベッドの上で泣いてしまい、看護師さんに痛み止めの座薬を入れてもらいました…。

ステップアップの仕方は千差万別

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ステップアップのスピードは、年齢、不妊歴、不妊原因、医師の考え、患者の希望など、さまざまな要因によってマチマチです。

また、ステップダウンと言って、体外受精から人工授精に逆戻りすることが有効である場合もあります。

医師を信じて言われた通りの治療をするのも一つの方法ですが、私は自分自身も納得した上で不妊治療を進めていきたいと考えています。

なので、医師のアドバイスを元に、自分で治療方法を選択できるときは主人の同意を得ながら自分で選択するようにしています。また、処方された薬の副作用なども自分で掘り下げて調べるようにしています。

納得した上で自分の選択した不妊治療を行っているので、治療方法で後悔することはありません。薬についても理解することにより、体の不調が薬の副作用だと思ったら、すぐに病院に電話を入れるなどの対応ができています。



※不妊・妊活についてのシリーズは続きます。

記事作成日: 2015年3月27日 / 最終更新日:2016年5月27日

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