[帝王学とは] 起業したあと失敗しないように。貞観政要を学べる本

[帝王学とは] 起業したあと失敗しないように。貞観政要を学べる本

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有名になった社長の名言なんか読んでも得るものなし
成功した社長のエピソードなど役に立たない

面白い経営の本ってないなぁ――

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経営の書籍以外で、社長が学ぶ本って何だろうなと思い、色々探してみたら「確実に役立つ」と思えるような本を見つけました。今回は、山本七平氏の「貞観政要の読み方」から帝王学を学んでみようと思います。

 

権力者はどのような考え方を持つべきか。リーダー学・帝王学の教科書。長く続いた唐王朝や徳川幕府が参考にしてきた教え

帝王学とは

帝王学 - Wikipediaによると、学校で習えないリーダーシップ論ということらしいです。自分の権力を存続させるハウツー、分かりやすく言うと以下。

・賞と罰をはっきりさせよ
・誰にでも平等に接しなさい
・女・酒・博打に溺れるな、それ以外も度を過ぎるな
・感情的になるな
・表情に出すな
・メンターを持て
・ハッキリ直言する部下を側に置く

帝王学には門外不出のノウハウもあるみたいだから、一子相伝的イメージを感じていましたが、この書籍から帝王学の基礎を学べます。

貞観政要とは

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書籍のタイトルにある貞観政要(じょうがんせいよう)とは平安時代から読まれてきたリーダー学の教科書のことです。最初は帝王の必読書として天皇にオススメされ、やがて唐王朝や徳川幕府、民間人が参考にしてきた本。特に戦国時代以降は権力分散していて、リーダーがどうあるべきか学ぶ必要があったと。自分勝手な独裁者的思考により失脚しないようにする為の本とも言えます。

山本 七平氏によると貞観政要では創業を維持する難しさを書いてあるとのこと。起業でも同じことが言えますよね。創業は大変だけど簡単、株式会社は30年で、その99.98%が消えます。という記事や、1年で60%が倒産もしくは解散し、5年で85%が、10年では94%がそうなるそうです。と書いてある記事もありますが、創業より企業を存続させるのは難しいのです。

貞観政要の主人公である太宗の性格

  • 自分の欠点を知っていた
  • 側近の意見を受け入れ改善する必要があれば改善した
  • 直言に怒らず、感情的にならず、逆に褒美を出した

ブラック企業の社長とは似ても似つかない性格…
居酒屋「ワタミ」今年度中に102店舗閉鎖へ(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

十思を学ぶ

本書に書かれてある「十思」をシンプルにリストアップしてみました。

  • なんでも欲しがるな、足るを知り自戒せよ
  • 闇雲に事業を拡大するな、その前に社員を思え
  • 豪遊したくなったら、限度を考え自制せよ
  • 虚心、部下の言葉を聞き
  • 始めたら最後までやれ
  • 身を正し悪を退け
  • 褒美には限度を考えろ
  • 部下に対して感情的になって罰を与えるな

感情的で飽きっぽく、女とギャンブル好きな社長が落ちぶれていく様を目の当たりにしたことがありますが、落ちぶれた社長はまさに「十思」が不足していたのだと思います。思いやりがなく、自制心と虚栄心をコントロール出来ない人間はダメになると。

人物評価法

どのような性質の人を雇うとよいのか。本から「六正」を引用してみます(97P)。

  • 偏りのない、わだかまりのない心で善道に通じる
  • 主人に礼と義を勉めさせる
  • 優れた計画を立て進言する
  • 早寝早起きし、昔の立派な行いを説いて主人を励ます
  • 主人の美点を伸ばし、欠点を正しく救う
  • 早期に危険を察知する
  • 節度を守り、法を尊重し、高給は辞退する

つまり、上司を成長させ、会社に貢献するもイエスマンではないということですね。

適材適所

本書では「リーダーは上記の十思で自らを統制し、能力ある者を適材適所で任じ、善い行いと正しい言葉で身を正せば、全員がその能力を発揮する」と書いてあります。全部自分でやろうとせず、能力ある人を上手く使い、言い方に気をつけ、普段から良い行いをしておけということでしょう。

部下の直言を聞き入れる

部下の指摘や注意に対してカッとせず素直に聞き、再度自分に問いただしてみること。
つまり聞くべきことは聞くということ。部下だけじゃなくて、世間の批判に対しても同じことが言えます。

謙聴は情報を入手出来る手段

偏見を捨てて、批判や注意を聴くことであなたの改善すべき所や不足している部分を発見できるかもしれません。自分に対する批判や指摘は「天の声」だと思って素直に聞くことで、自分を見つめなおすキッカケとなるんじゃないかと思うのです。

記事作成日: 2014年11月26日 / 最終更新日:2015年2月3日

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